こんにちは。「ひなた訪問鍼灸マッサージ」院長の阿部です。
寒さが本格的になってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
先日、少しお休みをいただき、故郷である岩手県に帰省してきました。
今回の帰省の目的は、55歳の「厄払い」と、懐かしい顔ぶれが集まる「同窓会」への出席です。
とても心に残る時間となりましたので、今回はそのエピソードをお話ししたいと思います。
厄払いの際、住職様から「55歳は八方塞がりの年である」というお話がありました。
「八方塞がり」と聞くと少し身構えてしまいますが、住職様からは「そうならないよう、日頃から自分の立ち振る舞いや行動をしっかり考えて過ごしなさい」という教えをいただきました。
私自身、元々怪我をしやすい体質もあり、改めて「慢心せず、丁寧に行動しよう」と気を引き締めた……その直後のことです。
姉の家で、足元にいた飼い犬に気づかず、うっかり踏んでしまい、足の親指をガブッと噛まれてしまいました。
今もまだ少し痛みが残っています(笑)。
まさに「足元に注意しなさい」という神様からの、少し手痛いアドバイスだったのかもしれません。
同窓会では、卒業以来数十年ぶりに会う仲間も多くいました。
正直なところ、年齢のせいなのか、あるいは月日が経ちすぎたのか、名前を名乗られてもすぐには思い出せない場面もありました。
「人の記憶というものは、少しずつ薄れていくものなのだな」と、寂しさ半分、時の流れの速さ半分で実感しました。
しかし、不思議なものです。
一度記憶の糸が繋がると、当時の感覚が鮮明に蘇り、あっという間に打ち解けて楽しく語り合うことができました。
職業柄、会の中で仲間たちに簡易的なマッサージをしてあげたのですが、これが想像以上に喜んでもらえました。
「体が軽くなった!」
「腕が上がりやすくなった!」
という笑顔と感謝の言葉を直接受け取り、私自身、今後の仕事に対するモチベーションが大きく高まりました。
また、今回は視覚障害も含め、私自身が足を怪我していたこともあり、仲間に支えてもらう場面もありました。
みんな介助に慣れているわけではありませんが、一生懸命に肩を貸してくれたり、手を引いてくれたり、「段差があるよ」と声をかけてくれたり……。
その優しさに触れ、改めて「人の助けがあることの有り難さ」を身をもって感じました。
今度は「還暦でまた会おう」と約束し、岩手を後にしました。
今回の帰省を経て、私が日々行っている「訪問マッサージ」の本質について改めて考えさせられました。
訪問マッサージは、単に痛みを取るだけの施術ではありません。
コミュニケーションの大切さ:顔を合わせ、言葉を交わすことで心の健康を保つ。
歩行介助や日常の動作指導:安全に、そして自由に動ける喜びを支える。
地域での繋がり:孤独を感じさせず、誰かがそばにいるという安心感をお届けする。
同窓会で仲間が私に手を差し伸べてくれたように、私も療養されている方々やそのご家族にとって、頼れる「手」でありたいと強く思いました。
「ひなた訪問鍼灸マッサージ」は、利用者様お一人おひとりの心に寄り添い、陽だまりのような温かい時間をお届けできるよう、これからも街を走り続けます。
心身の不調や、ご自宅でのリハビリ、歩行に関するお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。